
45年8月15日、祖国解放を迎え、日本に残った約200万人の同胞は全国各地に自治団体を組織しました。これらの組織を糾合して45年10月に結成されたのが「在日朝鮮人連盟」(以下、朝連)です。ところが、朝連は左派人士によって大衆団体とは違った方向に進みました。
「思想的に傾かない大衆組織を」と考えた青年らは、同年11月16日、東京に3,000人を集め、「朝鮮建国促進青年同盟(建青)」を結成、さらに翌年1月20日には「新朝鮮建設同盟(建同)」を結成しました。そしてこの2団体が主軸となり20余の民主勢力を糾合、46年10月3日、日比谷公会堂に全国から約2000人を集めて「在日本朝鮮居留民団」(以下、民団)を結成しました。
48年8月15日、韓国政府が樹立されると民団は同年9月、在日同胞の公認団体として正式に韓国政府から認められました。